2026年7月
家計・節約のこと節約グセがつきすぎた私が、「使っていいお金」に気づくまで
月20万円。これが今の私の生活費の目安です。
このブログでも何度か家計の話を書いてきたけれど、正直に言うと、節約を続けているうちに、ちょっとおかしなクセがついてしまいました。
お金を使うこと自体に、罪悪感を覚えるようになったのです。
▲ 同じ「使ったお金」でも、中身はまったく違う。
「買った」だけで、なんとなく後ろめたい
例えば、こんなことがありました。
欲しいと思っていた洋服を買ったのに、レシートを見てため息をついたり、セールでもないのに定価で買ったことが数日気になったり。
必要なものを、必要な分だけ買っただけなのに、なぜか「使ってしまった」という感覚が先に立ちます。節約が習慣になりすぎて、「使う=悪いこと」みたいな回路が、頭の中にできあがってしまったんだと思います。
これ、地味にしんどいのです。せっかく我慢して貯めたお金なのに、いざ使うときに素直に喜べないなんて、本末転倒じゃないかと思うようになりました。
節約のゴールを、間違えていたかもしれない
冷静に考えてみれば、節約そのものは目的じゃありません。私が本当に欲しいのは「お金を使わない生活」じゃなくて、「お金の心配をせずに、納得できる暮らし」のはずです。
なのに、いつのまにか「支出を減らすこと」自体がゴールになっていました。同じ月20万円で暮らすにしても、
- 我慢と罪悪感でいっぱいの20万円
- 納得と満足でいっぱいの20万円
この2つは、同じ金額でも中身がまったく違います。当たり前のことなのに、家計簿とにらめっこしているうちに、すっかり忘れていました。
月末に、自分の支出を振り返ってみることにした
そこで最近、月末に家計簿を眺めながら、こんなことを自分に聞くようにしています。
「今月、買って本当に良かったものは何だろう」
「逆に、買わなければ良かった、と思うものは何だろう」
やってみると、意外と直感的に答えが出てきます。
私の場合、「良かったもの」は、日帰り旅行の食事でした。おいしいものを食べに行っただけなのに、満足度がとにかく高い。
たとえば、上越の「中華そば ライチ」さん。定食は1,200〜1,300円くらいなのに、申し訳なくなるくらい美味しくて、量もしっかり。おかみさんの優しい笑顔にも、いつも癒やされます。
金額だけ見れば、外食にしては安くない、と思う人もいるかもしれません。でも、味にも、量にも、お店の人柄にも大満足で、「安かったから」ではなく「行ってよかったから」払ったお金だと、胸を張って言えます。これが、私にとっての「良かった支出」です。
一方、「後悔したもの」は、セールで買った服。お店で店員さんのセールストークにすっかり流されて、その場では「いいかも」と思って買ったのに、家で着てみたら……超絶、似合っていませんでした(笑)。結局、一度も着ないまま。
理由まで、もう一段階掘り下げてみます。
日帰り旅行の食事が良かったのは、単に「おいしかった」からじゃなく、その場で自分が食べたいと思ったものを、誰にも気兼ねなく選べたからだと思います。だから次も、そういう「自分で選んだ」満足感にお金を使えばいい、というのが見えてきます。
逆に、あの服を後悔したのは、「自分が着たいか」より「店員さんに勧められたから」を優先してしまったから。次からは、その場の空気に流されそうになったら、一度持ち帰って一晩考える。それだけで、同じ後悔はぐっと減らせそうです。
家計管理ができているからこそ、迷わず使える
節約を続けてきたおかげで、私は自分の生活費のベースラインを、ちゃんと把握できています。これは正直、誇っていい部分だと思います。
でも、せっかく管理できているなら、その土台の上で「ここは使っていい」という部分にも、もっと自信を持ちたい。罪悪感を抱えながら我慢し続けるだけの節約は、正直もう卒業したいのです。
50代、おひとりさま。これから先の暮らしを考えると、お金は当然大事です。でも「減らさないこと」だけを追いかけて、毎回の買い物にモヤモヤしているようでは、なんのための節約なのか分からなくなります。
家計を守りながら、納得できる使い方をする。言葉にすると簡単だけど、実際にやってみるとなかなか難しい。それでも、月末の振り返りを続けていけば、少しずつ「生きたお金の使い方」に近づけるんじゃないかと思っています。