プロフィール
おひとりさま検査技師の、言えない本音
― 50代一人暮らし、仕事も人生も愚痴らせて ―
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2025年1月

日々のひとりごと

いつの間にか、娘とお酒を酌み交わす日が来た|子離れの夜と、牡蠣の食べ比べ

「ねえ、たまにはごはん行こうよ」

おひとりさまの私を気づかって、娘がそう誘ってくれました。気づけば、一緒にお酒を酌み交わせる年齢に。……あんなに小さかったのに、と思わず笑ってしまいます。

しばらく会わないうちに、私の知らない娘が、そこにいました。

サラダとスパークリングで乾杯。娘との食事のはじまり

「世間は厳しいね」

大学を卒業したものの、就職はなかなか決まらず。「世間は厳しいね。特に、資格も何もない私には」そう言って笑う娘は、どこか吹っ切れた顔をしていました。

紆余曲折あって、いまは資格を取るために専門学校へ。やってみて、ぶつかって、また考えて。その繰り返しの中を、自分の足で進んでいるようでした。

——そうだ。私だって、先を見通す力なんてなかった。あのときの選択が正しかったのか、いまも答えは出ない。それでも、後悔をかかえながら、なんとか前に進んできたんだよなあ。

もう、母の出番はない

「大丈夫だよ、若いんだもの。頑張って」私にできるのは、もう、エールを送ることくらい。

気づけば娘は、この街に自分のコミュニティをつくり、すっかりここに馴染んでいました。私の手は、もう届かないところまで来ている。

それが、ちょっと寂しい。でも、それ以上に——頼もしい。

ローストビーフのサラダと、きのこのクリームパスタ

そして、お会計

牡蠣の食べ比べに、ガンガン焼き。北海道、兵庫、千葉、三重……産地ごとに並んだ牡蠣は、どれも本当においしくて。ワインも進んで、すっかりいい気分。

産地別ラベル付きの牡蠣の食べ比べ(北海道・兵庫坂越・千葉江戸前・三重的矢) 牡蠣のガンガン焼きと「食べ方」の案内札

そして、お会計のとき。

「ここは私が出すよ」娘は、そう言ってくれました。社会に出て、そんなことを言えるようになったんだなあ——それだけで、ちょっと胸がいっぱいに。

……でも、母というのは、こういうときについ「いい顔」をしたくなる生き物でして。「いいのいいの、お祝いだから」そう言って、さっとレジへ。

そして、伝票を見て——

2万円超え。

うそでしょ。いや、牡蠣だもの、しかたない。しかたないけど。見栄を張った手前、顔には出せません。心の中だけで「嘘でしょ」と叫びました。まあ、思い出はプライスレス、ということにしておきます。😄

おわりに

母の力が及ばなくなるのは、きっと、子どもが大人になった証拠。寂しさと頼もしさ、それからちょっぴりの見栄を、牡蠣と一緒に噛みしめた夜でした。

……次こそは、娘の「ごちそうさま」に、甘えてみようかな。


この夜かかったお金(おとな2名)

項目 金額
牡蠣の食べ比べ・ガンガン焼き・お料理・ワインほか約20,000円
合計約20,000円(税込)

※端数を抜いたおおよその金額です。交通費は含みません。

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